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■ ベスちゃん奮闘記!子供の熱にあわてないで!

初めまして

ジネコで「子育て」に関するコラムを担当します
小児科医師の「ベスちゃん」です。

『ベスちゃん奮闘』記と題して
毎日のちょっとしたことの中で、小児科医としての知識が役立ったものをまとめてみます。

私は現在
2歳7か月、0歳9か月の男の子のママとして格闘中。
キーを叩く音で寝てくれたこども達が起きないか冷や冷やしながらお送りします。

どうぞ宜しくお願いします。


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先日2歳の長男が熱を出したときのことです。


朝は元気よく一時保育に行ってきました。
昼過ぎから熱が上がったとのことで
「お迎えをお願いします。」との電話がかかってきました。

迎えに行ってみると、
やや元気のない長男が頭と首筋に「冷えピタ」を張られて出てきました。


帰宅後、息子を涼しくした部屋に寝かせ、
眠ってしまった後でアイスノン(アンパンマンのタオルでくるんでみました)を枕にしました。

熱がある時は眠りが浅く、何度も起きるので、
起きた時に氷枕を嫌がらないようにアンパンマンの力を借りました。

起きる度に水分を少量ずつ欲しいだけ取らせました。
(ポカリスエットなどもよいですが、やや甘すぎるため嫌がることもあるでしょう。)

起きて比較的元気になったところでぬるめのシャワーを浴びせました。


熱を下げるといえば「解熱剤」ですね。
実際診療していると、
「子供に熱があるので解熱剤をください」とよく患者さんのお母さんから言われます。

・ところで本当に解熱剤は必要なのでしょうか?
・そもそもどうして発熱するんでしょうか?
が分かれば自ずと答えは出ますね。


熱は体が風邪の原因となるウイルスや細菌と闘う免疫反応として出てきます。
特にその免疫反応が活発になるのは38℃から40℃と言われています。
つまり、解熱剤により体温を下げると免疫反応もくすぶってしまいますね。
結果として治りが悪くなることもあるため、
近年では積極的に解熱剤を処方しない傾向にあります。

では、その戦いを薬で鎮める必要があるのでしょうか?
熱が高いことによって、ぐったりして疲労(つまり、熱で水分も嫌がったり、寝られなかったりなど)が激しい子には必要かもしれませんね。

では氷枕やシャワーなどで冷やすのも良くないのでしょうか?
これは体を巡る血液を体の外から物理的に冷やしているので、体
が自ら体温を下げているわけではないのがわかりますね。
ひんやりして気持ちがよいのと体温を下げるサポートがされるので一石二鳥ですね。


知っておいていただきたいのは、
子供の体温は大人に比べて高めであり(通常37.5度以上を発熱としますが、子供は割と簡単に37度台後半まで熱が上がってしまうものです)、39、40度の高熱を出していても、水分摂取に影響がなければ焦って下げる必要はないのです。

大切なのは熱の高さではなく、子供の状況(眠れるか、水分とれるか、遊べるか、等)です。
その状況によって重症度が決まってくるので、夜間医療機関にかかる時も、
以上のことができそうなら様子見でよいし。
逆に熱が高くないのに以上のことができそうにないなら受診したほうが良いと思います。


いろいろ思いつくまま書いてみましたが、みなさんの育児が少し気楽になれば、と願う次第です。


育児は知恵比べです。

「どうやってカラダを冷やしたらよいでしょう?」と聞かれますが、方法はまちまちです。

答えがないというのは無責任な答えで、答えは子供が持っています。

同じ兄弟でも対応の仕方は異なるので、その子その子に合ったやりかたを考えてみましょう。
「眠った後」というのは最も効果的ですよね。だって、何もできないですから。。。

◎「ぬるめのシャワー」◎
ぬるめのお風呂やシャワーで体を洗い流すことで、高熱時に体温を下げる方法です。
欧米では、スポンジバスと言っておちびちゃんには水を含ませたスポンジで体を洗い、大きくなったらぬるめのシャワーを浴びることで熱を奪って体温を下げさせます。同時にさっぱりして気持ちがよいので一石二鳥ですね。
通常のお風呂の温度ですと代謝が活発になり、体力を消耗してしまいますので高熱の子を無理にお風呂に入れる必要はありません。


◎「冷えピタ」とは◎
市販されているゲル状のものが付いている冷シップのようなものです。ひんやりして気持ちいいのですが、効果としてはイマイチなので小児科医は勧めるところは少ないです。
(乳児に使用してそれが口までずれてしまい窒息してしまったという事故があったのをご存知の方もいらっしゃるかと思います)。


◎どこを冷やせばいいの?◎
体を巡る血液を冷やせばいいのですが、具体的にはどこでしょうか。体の表面に近い太い血管を冷やせばよいわけです。つまり、首、脇、足の付け根ですね。
おでこは気持ちよいですが、あまり効果は期待できません。


◎水分補給は?◎
水分補給はとっても大事。でも水が良いのか?ポカリスエットのようなものがよいのか?悩みますね。
欲しいものはなんでも良いです。少量ずつ、こまめにあげることがポイントですね。
ただ、比較的甘く口の中に残るものは結果として嫌がることが多いようです。


◎全身状態は?◎
この判断が難しいですよね。とにもかくにも普段の様子と比較すること。目のきらきら、動き、反応、眠り方、食事よりも水分の摂取の仕方、おしっこの出方などをよく観察しましょう。
ジネコでは、これを判断するのをお手伝いするツールを近日中にご提供するみたいです。

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